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イラク情勢を読む

イラク情勢でヴェトナム化だ、泥沼化だ、撤退だとピーピー言っている連中がいるけど、大した問題じゃないと思うよ。

実際、ここんところ、イラク駐留米軍をターゲットにしたものをよりも、イラク国民同士の殺し合いが圧倒的に多いでしょ。米軍は笑っていると思うよ。ターゲットが変わったって。しかも、外国から流入したテロリストによるっていうよりは、自国民同士による内ゲバでしょ。

中東のアラブ人の気質を織り込んで、この問題を考えていく上で、少なくとも、自分にとっては順調にことが進んでいると評価することが出来る。

国際法をきちんと遵守する民族性であったなら、宣戦布告(開戦奇襲も宣戦布告に含まれる)に始まり、講和条約により終わる。しかし、このあたりがきちんと出来るかは出来ないかは民度による。イラクを見る限り、このあたりがきちんと出来ないようではあるが、フセイン政権っていう独裁国家を容認出来ない、且つ、一国にとどまるならいざ知らず、国際テロリストの聖域化になっていた以上、滅ぼさなければ、主権国家ではない国際社会においては当然に戦争行為による、力の解決は求められたとしかいいようがないだろう。査察に無条件協力しなかったことを考えれば、イラクに帰責性が認められる。

まあ、イラクのフセイン政権が滅ぶべきだったという根拠はさておき、イラク情勢がどのように推移していくか論じたいと思う。

最初は、きちんと戦争行為もできなくて、そのフラストレーションや惨めさやら、アラブの大義やら、外国人国際テロリスト流入やらのカオス状態。当然に、攻撃ターゲットはアメリカ。つまり、駐留米軍やらその関係者。ここで注目に値するのが、その関係者にイラク人が含まれているっていうこと。

イラク人の新生軍隊の軍人、警察官、政府関係者、民間人が、ターゲットである米軍への攻撃の巻き添えで死亡。また、米軍のガードがかたくなるにつれて、米軍に協力するイラク人を主ターゲットにする。ここに、テロリストを憎む、復讐を誓うイラク人が誕生することになる。江沢民なんかも、優しかったおじさんの敵討ちみたいに日本非難をしていた。個人的恨みは、大義に優先する。

で、現状は、宗派別対立みたいなことが言われているが、あれは個人的恨みによる復讐の連鎖。個人的恨みを前提として、アメリカとは本気で戦争行為をしなかったイラク人が、ようやく本気で戦争を始めたと評価していいだろう。では、これからどう推移していくか推察。

これからも、かなりの民間人・非戦闘員が主に死傷していく。それでもって、インフラ整備が同時に進んでいく。そうすると、捨てるには勿体ない生活と、テロリストへの憎しみの増幅が同時進行が行われていくことにより、テロリストが孤立・壊滅の道を歩むことになる。これを迅速化するためには、もうしばらくインフラ整備の復興支援を投入する。同時に取り締まりには、イラク人警察・軍隊を矢面に立たせる。おそらく、かなりの率で死傷者が出るだろう(現実に出ているが)。そうすれば、最初は主義主張や思想があったが、同僚の死を前に、涙とともに本気を出すはずだ(理想は、兄弟や親子を優先して登用すること。血縁の同僚の死は、本気を出させるのに一番いい。あるいは、血縁の同僚が殺されるかもしれないっていうのが、厳しい取り締まりの動機になるだろう)。復興とテロリストの孤立化の二面作戦。また、フセイン政権崩壊っていう、戦争行為によるアラブの大義の非現実性っていうのもまた、これらを裏打ちすると思う。

シナ(自称・中国)のように、超格差社会を形成するのも平和をもたらすだろう。超富裕層を意図的に作り、上海・香港みたいな地域形成をすれば、テロなんてやっている暇はないとなる。ちなみに、日本においても、格差社会の底辺において、資本家の奴隷になっても、フリーター・派遣社員として稼ごうとする人間が後を絶たないのがいい例。超富裕層~資本家の奴隷までと、テロリストはこの構造からはみ出されてしまう。日本のニート、イラクのテロリストみたいな感じに(笑)。もちろん、この超格差社会は別の意味でテロを生む可能性はあるが、シナ(自称・中国)のように、大量じゃないってことがその可能性を低くする。

ヴェトナム化云々って言っているけど、それを支援してくれるルートもないのに実際あり得ない夢物語。アカ人間の希望的観測(笑)。おそらく、テロテロで死にましたっていうニュースは2~3年くらいで終わるはず。ある程度の瀉血が済めば、次はオイルマネーのあるイラクだから自然と復興、汚職話で華が咲く。それが見えてきていると不安に直感でなるアカ人間が最後の煽り・悪あがきをしているなっていうのが、現在のマスゴミ(自称・マスコミ)の垂れ流し。
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三宅坂三郎

Author:三宅坂三郎
1974年(昭和49年)生まれ

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→コメント歓迎と言いつつ、管理能力の諸事情から、コメントできない設定になっています(笑)。何かありましたら、ciaosorella@hotmail.com の方までよろしくお願いします。2006/11/26追記

※プロフィールの写真は、めぞん一刻の一刻館からの眺めって言われている東久留米の小山台遺跡公園で、響子さんガチャポンを撮影したもの。

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