サラ金業者(ヤミ金はもちろん、商工ローンなども含めて)、それに出資する銀行など、世の中、恥ずかしい職業っていうのはたくさんある。いや、恥ずべき仕事というべきか。
人材派遣会社もそんな仕事の一つであろう。昔から、下賤な連中が思いつくことの一つ。時代劇なんかを見て出てくる「口入れ屋」。そこまで遡らなくて、あるいは世界的にも、スラム街(ドヤ街)なんかでワゴン車(業務用の白いやつが代表例…遅れた国だとトラック)で手配師(斡旋業者…暴力団・マフィアの類…あるいは、奴隷商人、どれも同じだけどね)があらわれて、その日の労働力を確保して乗っけて消え去るような連中。
そもそも、冷静になって考えれば、小売り業者がメーカー・産地と直接交渉することにより、中間マージン(問屋・運送会社)を省くことにより、価格破壊をしたとか、低価格を実現したとか言っているのをよく目につくし(まあ、最近は一々、そんなことを売り文句にはしていないような気がするが…そのくらい定説だということだろう)、そもそも、人材派遣会社の連中の維持費がどこから出ているのか考えればわかることだろう。
そんでもあるっていうのは、「汚い」・「不法」・「違法」の類があるからに決まっている。つまり、人材派遣を利用しても、それだけのメリットがあるから使う側が後を絶たないってことだろう。それが現在の労働問題となってあらわれてきているんだと思う。
労働史や労働問題に関しては詳しくないんだが、確か、うるおぼえながら、ハロワークみたいな仕事が民間で解禁になったのはそんな昔じゃないような気がする。リクルート事件で問題になったあたり。つまり、禁止されていたと思った。そして、それは長い歴史で弱者が搾取される対象になる事が明白だったからだ。それをなぜ解禁したのかって言えばおかしな話だ。
ウクラード(まあ、民度…民間の民じゃなくて、国民の民)が高い方が戦争に勝つって言われているが、経済もそうだ。富国強兵は切っても切り離せない。政策者はバカだったのか…ビル・トッテンが憂えた時代が本当に来ると、彼の著作を読んでいた頃には思わなかった。
大馬のお家「生き辛い世の中だなぁ!」
http://ohma.txt-nifty.com/ouma/2006/11/post_3aad.html
に参考になることがあれこれ書いてあった。
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