参院予算委員会に参考人招致(民主党から)された厚労省の羽田空港で検疫官をやっている木村盛世が、水際対策に偏りすぎたとか、機内検疫はパフォーマンスとか言っているようだし、自分はその様子を全部見ていたわけだが、どこで言っているかは確認してはいないが、学校閉鎖も無意味と言っているようだが、全部的を射ていないなというのが正直な感想だ。
明らかに死んでいるから救急車を出動させるのが無駄とか、1999年に起きた玄倉川水難事故に際しては、自衛隊もヘリ出動を拒否した際に、地元消防には水難専門部隊もいなかったという事例において、無駄だからと言って最初から眺めているだけ何もしなくていいと言っているようなもの。他にも事例を挙げたらきりがないがないが、政府としては無駄だと思ってもやらなくちゃいけないことは山ほどある。実際、今回の新型インフルエンザでも、厚労相の舛添が最初から無駄ですねとか言っていたら非難ごうごうだったはずだし、もっと言うなら、弱毒性っていうから国内対策すらしなくてもいいんじゃないかと自分は思っているくらいだ。普通のインフルエンザと何も変わりないでしょって。記憶のある限り、歯医者以外で病院に行ったのは、大学1年の1994年だからそれ以来行ったことがない。しかも、個人医院に行く程度だったし。そういう免疫力のある自分からすると、自信をもってマスクをして歩くこと自体、めんどくさいと思っているくらいだ。
無駄とわかっても対策をする必要がある。実際、木村盛世の言う通りにパフォーマンスの要素が高いかもしれないが、そのパフォーマンスで一般国民の多くが対策をとったことによって、感染が大幅に阻止されたと言うことができる。どっちにしろ平時として対応するか、戦時として対応する事例かと言えば、平時で対応する事例にしか思えない。そういう意味で、水際から国内対策とやっていったのは特に非難されるようなことではない。
どうみても、木村盛世が一番パフォーマンスをしただけにしか思えない。
(2009/05/30
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