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漫画『コミック星新一 親しげな悪魔』レビュー

親しげな悪魔01


星新一の小説が、コミカライズされていたみたい。そして、このカバー表紙絵は、一目瞭然で石黒正数じゃん!と言っても、複数の短編のうち「親しげな悪魔」は担当していなくて、「ねらった金庫」をコミカライズしている。石黒正数って言えば、今、トップの漫画家。その漫画家でも、オリジナルような凄味が出ないなと思う反面、星新一の小説の底力で、無難な良さは出ているけど。やっぱし、オリジナルには勝てない。星新一の作品は、そんな難しくないし、短編だし、小説で読んだ方がいいと思うよ。

コミック星新一は、数巻出ているようだが、石黒正数が担当しているのはこれだけのようだし、カバー表紙絵もこれだけ。多分、この巻の売り上げだけ高いような気がするよ。この巻を担当している他の作家たちラッキーなんじゃないかな。各作家の後書きを読むと、どうやら星新一のどの短編を選ぶかは任されていたようだ。石黒正数は、なぜ「ねらった金庫」を選んだだろうか?星新一の作品の中では、あんまり大上段に構える作品でもないんだけど。差し詰め、神は細部に宿るとでもいうところか?うーん。やっぱし、大上段に構えたものを描いて欲しかったような。どうせやるなら。

ちなみに、この巻のタイトルになっている「親しげな悪魔」は、市場原理主義者たちを描いているような。高度医療や、医療ツーリズムも含んで。まぁいいや(笑)

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プロフィール

三宅坂三郎

Author:三宅坂三郎
1974年(昭和49年)生まれ

※※コメント・トラックバック歓迎です。トラックバックの意味、よくわかりませんから反応がなくても気にしないで下さい。
→コメント歓迎と言いつつ、管理能力の諸事情から、コメントできない設定になっています(笑)。何かありましたら、ciaosorella@hotmail.com の方までよろしくお願いします。2006/11/26追記

※プロフィールの写真は、めぞん一刻の一刻館からの眺めって言われている東久留米の小山台遺跡公園で、響子さんガチャポンを撮影したもの。

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