fc2ブログ

Entries

宮本邦彦巡査部長殉職について

コラム「板橋踏切事故…宮本邦彦巡査部長の意識不明について…からのいくつか考察」
http://ciaosorella.blog70.fc2.com/blog-entry-141.html

であれこれ検討したけど。殉職してようやく、2階級特進の警部昇進に、正七位旭日双光章が授与されることが決定した。死ななければ出来ないのかってこと。なぜ生存昇進が出来なかったのか?リンク先であれこれ言ったけど。しかも、正七位ってどういうこと?格差社会に貢献した経団連関係者とかがはるかに上をもらうと思うと不愉快。

この事件でふと思ったことは、新大久保駅で転落男性を救おうとして轢死した李秀賢(イ・スヒョン)っていう韓国人男性の件。こちらは単純に転落事故をした人を救出しようとして事故死したっていうもの。宮本邦彦巡査部長の方は、異常者に引きずり込まれた事件死。李秀賢(イ・スヒョン)の事件では、映画「あなたを忘れない」っていう日韓合作映画までつくられたけど、李秀賢(イ・スヒョン)の事件であそこまで盛り上がった人たちは、今回の事件でそこまでの盛り上がりを見せるだろうか?民間人と警察官の違いがあるって言うなら、無辜の人を救出しようとしたのと、異常者っていうかキチガイに引きずり込まれたシチュエーションの違いで相殺されるだろう。そもそも、李秀賢(イ・スヒョン)も、宮本邦彦巡査部長も、正義の行為をして死亡した、そして電車が来る蓋然性の高い鉄路上にいる恐怖に直面した行為で、李秀賢(イ・スヒョン)にはドラマになるストーリーがあって、宮本邦彦巡査部長にはないってことがあるのかね?

李秀賢(イ・スヒョン)の件で思ったことは、昔のホームっていうところには駅員が複数配置されていたもんだが、国鉄からJRになり、それからどんどん減っていた。それでもって、それをフォローするだけのシステムや設備(ホームドアなど)も整備されない。これってどういうこと?

宮本邦彦巡査部長の件では、ホームに駅員はいなかったのか?駅員(鉄道職員)には、警察官同様の救助義務がある。この点は検討されるべきなのにされていないし、駅設備などに関しても検討されていない。殉職昇進して勲章をもらっただけなら、まさしくスケープゴートだよ。

殉職昇進で、外務省の件は非難したが、そもそも外務省に無任所大使・無任所参事官ってポストがあるのか?例えば、警察官の場合で言うなら、宮本邦彦巡査部長の場合、係長→課長補佐として2階級特進した場合、もし本庁勤務・方面本部勤務・大規模署・小規模署勤務によって階級差が出てくる。係長→課長補佐って昇進した場合、係長にも警部補~警部の差もあるし、課長補佐にも警部補~警視って差もあるだろうし、そもそも二等書記官→参事官、参事官→大使だとしたら、課長補佐とか些末な部分はカットされているとしたら、2階級特進どころじゃなくて、3~4階級特進ってことになるな。検察に当てはめたら、2級検事→1級検事→検事長→次長検事→検事総長って、2階級特進したら大変な特進になってしまう。やはり、殉職とか、2階級特進とかは制服×階級の世界だけのもの。まあ、級別俸給表をもとに階級設定をしているとしたら、それはそれでめちゃくちゃだしな。

ここは法治国家なのにな。
スポンサーサイト



この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ciaosorella.blog70.fc2.com/tb.php/148-d6a4912f

0件のトラックバック

Appendix

プロフィール

三宅坂三郎

Author:三宅坂三郎
1974年(昭和49年)生まれ

※※コメント・トラックバック歓迎です。トラックバックの意味、よくわかりませんから反応がなくても気にしないで下さい。
→コメント歓迎と言いつつ、管理能力の諸事情から、コメントできない設定になっています(笑)。何かありましたら、ciaosorella@hotmail.com の方までよろしくお願いします。2006/11/26追記

※プロフィールの写真は、めぞん一刻の一刻館からの眺めって言われている東久留米の小山台遺跡公園で、響子さんガチャポンを撮影したもの。

Since 2006年9月25日(月)

ブログ内検索

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる